ヘナ：インドで古くから薬草として使われている、アーユルヴェーダの代表的なハーブのひとつです。草木染のように植物の色素で髪を染めるヘナですが、髪質を選ばずトリートメントとしてとても優れているのが大きな魅力です。ヘナがダメージのある髪のたんぱく質を補修し、潤いや、ハリ、ツヤを髪に与えてくれます。また、頭皮の余分な汚れを取り除き、フケ、かゆみも防いでくれます。

インディゴ：鮮やかな藍色に染める植物色素が印象的なインディゴ。キューティクルを引き締め、ハリ、コシも与えてくれると言われています。髪に栄養を与え、髪と頭皮を健康に保つ効果が期待され、インドでは家庭の常備薬として使われてきました。虫よけとしても古くから使われているインディゴは、頭皮のトラブルを鎮める効果も期待できます。

カシアアウリタクラタ：黄色い花が咲き、先が丸い葉っぱを付けるカシア。髪の水分バランスを整えてくれるので、髪の乾燥を防いで潤いを与えてくれるコンディショニング効果があります。また、古くなった角質や余分な頭皮の汚れを優しく取り除き、うねりのない艶やかな髪に導いてくれます。

アムラ：『若返りの果実』と言われるほど、アーユルヴェーダで最も有名な果実のひとつです。ライトグリーンの小さな実の中に、ポリフェノールを豊富に含みます。美髪の果実として古くから頭皮や髪のケアに用いられてきました。豊富なポリフェノールとビタミンCが、頭皮の若々しさをたもち、ハリ、コシのある健やかな髪に育ててくれます。

ビート：鮮やかな赤い根のビート。この赤色素のベタシアミンが、頭皮の巡りをよくし、頭皮環境を整えてくれます。また、カリウム、マグネシウム、亜鉛などのミネラル、ポリフェノールを豊富に含むため、髪の成長を促し、艶やかな髪に導いてくれます。

ローゼル：「神に捧げる花」と言う意味を持つ真っ赤な花のローゼルは、インドやエジプトで長寿の薬として、美容には欠かせないハーブのひとつです。ローゼルは、ビタミンや豊富なミネラル、ポリフェノールやクエン酸などを含み、身体の巡りや頭皮環境を整え、頭皮や髪を紫外線などの環境から守ってくれます。

アカネ(インドアカネ)：根が赤いことからアカネ（茜）と呼ばれ、草木染にも使われますが、薬草としても古くから利用されてきました。アカネは身体を温め浄化を促してくれるので、頭皮のトラブルに働きかけ健やかな髪と頭皮に導いてくれます。

アロエ：古くから生薬として使われてきたアロエは、健康や美容に欠かせない植物のひとつです。乾燥した気候で育つアロエは保湿力が優れているので、髪や頭皮を乾燥から守り、潤いやツヤを与えてくれます。また、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれているので、頭皮のターンオーバーを整える働きも期待されています。

ジジフススピナクリスチ：「キリストイバラ」と呼ばれる通り、茎には鋭いトゲがある常緑樹です。髪や頭皮を浄化し、頭皮のトラブルを鎮めることが期待できます。また、髪を保護するコンディショニング効果もあり、髪と頭皮のお守りのような植物です。

ユーカリ：オーストラリアの先住民アボリジニは、ユーカリを万能薬として利用していました。すっと鼻に抜けるような香りは、頭皮の匂いを抑えてくれたり、炎症などのトラブルを和らげてくれることが期待できます。また頭皮の巡りを促し、固くなった頭皮を自然に緩めてくれます。

カモミール：カモミールは民間療法に、古くから様々な国で親しまれてきました。ほのかに甘いリンゴのような香りがするカモミールは、頭皮の炎症やトラブルを優しく癒してくれます。またストレスからくる緊張や疲れをほぐし、頭皮の巡りを良くしてくれます。外界からの様々な刺激から優しく守ってくれるハーブです。

ウコン：ウコンの根から得られるエキス、クルクミンが主成分で、髪や頭皮を紫外線によるダメージから保護し、肌荒れや、炎症を抑え、潤いを保ちます。また、髪と頭皮の成長を促してくれ、ウコンの優しい黄色が髪にツヤと明るさを与えてくれます。